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羽毛の知識

20世紀のはじめヨーロッパと東洋の交易が盛んになり、中国その他から羽毛がヨーロッパへ輸入され、安定していた市場が混乱を起こし、粗悪品が反乱して、中には水洗いもせずに作られた羽毛ふとんが出回り消費者に大変な迷惑をかけました。そこでドイツでは、1923年にラルが制定され羽毛の規格化がすすめられました。当時羽毛ふとんのメーカーは沢山ありましたが信用のおけるメーカーのみが残り、人口140万人に対し1軒のメーカーになったといわれています。

羽ぶとんと羽毛ふとんの違い

昔の羽ぶとんは成鳥の特によい綿羽(ダウン)のみで作られていましたので、大変高価なものでした。良いダウンは日に干し、水洗いする事によって、50年~100年も長持ちしました。

羽毛ふとんの造語は、昭和54年頃にほん羽毛寝具製造業組合が日本古来からの羽ぶとんのJIS用語を変えるために宣伝した用語で、ダウンのパーセントにより、ダウン率50%以下を羽根ふとん、ダウン率50%以上を羽毛ふとんにJIS用語を変え、羽毛ブームを創りました。羽毛布団は羽毛であれば善し悪しを問わずに、布団に造られていますので、温かくもなく、3~4年で嵩減りするものもあります。

羽毛の善し悪しは?

昔の羽ぶとんは、良く成長した水鳥の綿羽(ダウン)の冬毛を主として用い作られていました。現在は昔のような良い羽毛が少なく、企業化して鳥の飼育がなされていますので、飼育期間45日と短く中雛で食用に供されますから保温力も、耐久性もありません。冬家の飼育期間の長いものは、昔同様に希少価値があり、良い羽ぶとんは30年~50年もの耐与年数があるので当然高価です。高山や極地で用いられる羽毛の寝袋・羽毛服・羽毛靴などに使われる羽毛は最高の成熟羽毛を使いますので高価なものです。ヒマラヤ登山など、極地での寝袋は1.2Kg以上羽毛は用いない事になっています。どんな寒いところでもこれで充分であることが証明されているのです。1.5kgも布団に入れて、尚毛布を掛けなければ、部屋の中でも寒いなどというのは、良い羽毛が使われていない証拠といえるでしょう。良い羽毛の条件は、飼育期間・飼育環境・鳥種等によります。それからは専門の熟練した技術者によってのみ選択されます。

成鳥までの飼育日数

在来種      75~80日 改良種      75~80日  北京ダック    75~90日

チェリバリー種 75~90日 マスコビー種 110~120日  その他ダック類  75~120日

中国系ホワイトグース 120~150日   欧州系ホワイトグース  120~210日
     グレーグース                 グレーグース

 アイダーダウン    天然

ダウン%が多いものが良い羽毛ふとんですか?

ダウンが多いものが必ずしも良い羽ぶとんとはいえません。未熟ダウンは見かけの嵩高はあるが保温力に乏しく1~3年で嵩高が半減します。冬毛の飼育状態の良い成鳥の羽毛から採取したダウンでなければ価値がなく、成鳥でも生え変わりの未熟ダウンを身に付けていますから、良い羽ぶとんを作るには未熟ダウンを取り除く事が大切です。イワタの羽ぶとんは、世界特許技術イオゾン処理で強い繊維質のダウンのみで作られるから世界最高の品質商品です。

羽毛は水洗いできないのですか?

水鳥はほとんど水の中で生活しています、水で羽が損傷するとは考えられません。羽は蛋白質で出来ていす、蛋白質は水に溶解しない物質です、だから水洗いができます。

羽毛は日干しが出来ないのですか?

水鳥は水辺の紫外線の豊富なところで生活していますから、当然羽毛は日干しができます。羽毛に吸い取られた汗は日干しする事によって、脂肪・アンモニア分・塩分などが発散し長持ちします。

ではなぜ羽毛ふとんは日干し、水洗いが出来ないのですか?

水鳥も動物ですから脂肪分もあり体臭もします、水性樹脂コーティング加工によって汚れや鳥の垢、悪臭をとめいます、水洗いによって解け固まるからドライクリーニングしかできないのです。水で洗うと樹脂が溶けて悪臭が出ることがあるから水洗いができないのです。また、樹脂は紫外線に弱いので、日干しにより樹脂が老化するので臭気が出る恐れがあるので日干しができないのです。

どうして樹脂加工するのですか?

水鳥の羽は先が細いため側生地から吹き出てくるのを防ぐために樹脂加工を施します、また日本は温暖で、湿度が高いため、カビやバクテリヤが発生しやすく悪臭が出るので、欧州の中古羽毛の人間の体臭を止めるために使う樹脂液を使いました。また嵩出しのためにも使います。

羽毛は吸湿・発散性が非常に良く蒸れないのですが、樹脂加工する事によって羽毛本来の呼吸ができにくくなり蒸れるのです。

羽毛ふとんはダウンパーセントの多いものが良いものですか?

羽毛はダウン%だけで、善し悪しが決まるものではありません。羽毛は風力によって選別します、重い羽は手前に落ち軽いダウンほど遠くに落ちます。軽いものにはファイバー・未熟ダウンが多く、嵩高はあっても羽毛本来の良さがありません。当然ダウン%が多いものだけで良いものとはいえません。大きなダウンはダックではダウン80%までのところに多く、グースではダウン率90%までのところに多いのです。

ハンドピックのグースダウンでも、95%はダウンが小さくなります。ダックダウンの90%は成熟した良いダウンが少なくなり、ミドルダウンが多くなり、耐久性も、保温性も落ちます。

嵩高のある羽毛ふとんは温かいと言われますがホントですか?

嵩高と保温力とはなんら関係ありません。良く空気量が多いほど温かいと言われますが、素材が変われば保温力も変わります。合成繊維は、断熱性はあっても保温力のないものは、空気量の多い少ないが保温性に直接関係しますが、天然繊維のようにそれ自身に保温性のあるものは、空気量よりも素材の違いによる方が大きいといえるでしょう。天然繊維でも樹脂加工を施せば、合成繊維のように蒸れが強くなります。夜中蒸れて、暑くなり布団を跳ね除け、風邪をひいたり、睡眠のリズムを崩して、何時でも眠い、睡眠覚醒リズム症候群に陥ったりすることが多いようです。     

羽毛ふとんはぜんそくやアレルギーを起こす原因になるのでしょうか?

羽毛は蛋白質で出来ていますので、そのものではぜんそくやアレルギーを起こしません。羽毛に付着する不純物から起こしますので、羽毛の精製技術の善し悪しが問題です。即ち(鳥のアカ)の問題がぜんそくの原因になる危険があります。アレルギーは水に溶解する物質でなければ起こりませんので、蛋白質は水に溶解しない物質ですから、羽毛ではアレルギーは起こしません。イワタの羽毛は世界特許イオゾンα2処理技術により汚れ、ほこり(鳥のアカ)等のゴミを極限まで取り除いているので安心です。

イオゾン処理前の水鳥の羽毛はフケやゴミがたくさん付着しています。

アレルギーの原因となる鳥のフケや皮膚などのゴミを極限まで除去します。

イオゾンα2処理後はふんわり清潔になり透明感と嵩高をましたダウンボールになります。

羽毛のイオゾンα2処理前と処理後の顕微鏡写真。

羽毛に付着したフケやゴミをイオゾンα2処理により清潔な透明感を増した羽毛になります。

日本は高温多湿で気候の変化が激しいので羽毛ふとんは最適の寝具であると思います。しかし、湿度が高く、温度も高いところではバクテリアやカビの発生がしやすいので、羽毛の精製技術により善し悪しが左右されるでしょう。日干しにより日光消毒し、汗や息などの汚れ(塩分・アンモニア分・脂肪分)は水洗いでなければ落ちません。羽毛は吸湿・発散性に優れ呼吸しますので、繊維内部の湿度が低く、極寒地でも繊維が凍る事がないことから高地や極地で使用されます。羽毛は呼吸しますので布団の中が湿度が高くなれば発散し温度が高くなれば余分な熱を放湿し常に布団の中の温度と湿度を調整し一定に保っています。これが水鳥の優れた長所という事ができます。生地や羽毛を樹脂加工する事によって呼吸を止められ羽毛ふとんが蒸れることになります。

樹脂加工しない羽毛ふとんの違いと良さがお解かりになったことと思います。

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